中国のiPhone工場、内部を初公開 過酷労働の批判受け…見解に食い違いも (1/7ページ)

2016.5.20 17:00

顔認識システムの端末にバッジをかざして、製造ラインに入構する従業員ら=上海郊外のペガトロン工場(ブルームバーグ)

顔認識システムの端末にバッジをかざして、製造ラインに入構する従業員ら=上海郊外のペガトロン工場(ブルームバーグ)【拡大】

  • 整然と並んで点呼を受け、それぞれ持ち場に向かう従業員ら=上海郊外のペガトロン工場(ブルームバーグ)
  • ペガトロンの工場敷地内にある庭でくつろぐ従業員ら(ブルームバーグ)

 上海郊外にある台湾の電子機器受託製造サービス(EMS)大手ペガトロンの広大な工場では、午前9時を少し過ぎたころ、ピンク色の上着を着た何千人もの作業員が「iPhone(アイフォーン)」の生産態勢に入ろうとしていた。1人ずつ顔認識システムの前に立ち、回転バーのついた入場ゲートにバッジをスワイプして出勤記録を取る。過度の超過勤務が発生しないように、厳格なID確認が行われている。

 過酷労働の批判受け

 厳重に保護されたアップルのサプライチェーンの一部であるこの工場は、世界で最も利益を上げるスマートフォンが生産される現場だ。iPhoneの製造に携わる中国の工場労働者が長時間の過酷な勤務を強いられていることに対する批判を受けて、ペガトロンとアップルはiPhoneの組み立て作業員の超過勤務を防ぐ新たなシステムを導入した。このシステムの成果をアピールしたいと考えた両社は、初めて欧米のジャーナリストに施設内部への立ち入りを許可した。

 「ビッグ・ジョン」ことジョン・シュー工場長が、5万人体制でiPhoneの組み立て作業を行う同工場を案内した。生産性につながらない無駄な時間を減らし、少しでも実質的な生産時間を増やすことが同氏の役割である。作業員の点呼やID確認もそうした取り組みの一環だ。

9時20分、320人の生産部隊が、まさに軍隊のように整然と4列に並んで…

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