日本マクドナルドHDのサラ・カサノバ社長兼最高経営責任者(CEO)は3月末の株主総会で「平成27年は先行投資の年と位置づけ、今後の成長基盤を構築するための計画を作成した」と述べた。大量閉店によるリストラを終え、今後は残った店舗の改装により売り上げ反転を狙う。
一方、マクド包囲網を仕掛ける各社もこれからが本当の正念場だ。マクドは幅広い世代や客層を取り込むような商品や価格設定をしてきた。一方、他社は顧客層を絞った商品で勝負している。
果たして好立地のマクド跡地を生かして、軌道に乗せられるかどうか。新旧マクドメンバーによる仁義なき戦いの行方が、厳しい事業環境が続く外食業界のなかでも注目されている。