「つながるクルマ」の開発加速 トヨタや独ボッシュなど、主導権争い激化 (2/2ページ)

2016.6.10 07:02

自動車部品大手の独ボッシュが日本初公開した「つながるクルマ」の試作車=8日、東京都渋谷区
自動車部品大手の独ボッシュが日本初公開した「つながるクルマ」の試作車=8日、東京都渋谷区【拡大】

 トヨタは今年1月、米フォードと提携し、スマートフォンと車載通信機が接続する仕組みを共同開発することで合意した。車載パネルを使って、スマホの地図アプリなどの操作ができるようにする。トヨタは「つながることでクルマは移動手段のみならず、新たな価値を提供できる」(広報部)と話す。

 電気自動車(EV)ベンチャーの米テスラ・モーターズは昨年10月、ネットに接続してソフトを追加することで自動運転を可能にした。一方、米検索大手グーグルは車載機器の共通規格をつくる団体を立ち上げるなどIT業界も、巨大な自動車市場で存在感の確立を狙っている。

 調査会社の富士経済によると携帯端末やデータセンターなどに常時接続する乗用車は30年に累計6億8249万台となり、14年に比べて6.1倍まで拡大する見込み。乗用車全体に占める割合は55%とほぼ「標準」の装備になるため、主導権争いが過熱しそうだ。

産経デジタルサービス

IGN JAPAN

世界最大級のビデオゲームメディア「IGN」の日本版がついに登場!もっとゲームを楽しめる情報をお届けします。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。