ドローン使いレーザー測量 鹿島、大分のダム工事

2016.6.14 05:58

レーザー測量装置を搭載したドローン(鹿島提供)

レーザー測量装置を搭載したドローン(鹿島提供)【拡大】

 鹿島は13日、大分川ダム(大分市)の建設工事で、国内で初めて小型無人飛行機(ドローン)による3次元レーザー測量を導入したと発表した。従来の写真測量よりも8分の1程度の時間で高精度の測量が可能になる。地表に基準点を設置する必要がないため、急斜面などの測量も容易になるという。

 今回は、広さ約20ヘクタールの測量を飛行時間13分で完了した。透過性の高いレーザーを照射するため、樹木が茂った地表面の測量にも強く、測量点の9割が誤差4.5センチ以内に収まった。

 ただ、本格導入には「コスト低減が課題」(鹿島広報)としており、当面は写真測量と使い分けていく。

 国土交通省は、今年度から国発注の大規模公共土木工事でドローン測量や自動建機などの導入を義務化した。建設業界の生産性向上を加速させる考えだ。

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