【Bizクリニック】海外展開は割安な現地企業調査から (1/2ページ)

2016.6.14 05:00

 □FNAジャパン代表取締役社長・井上直樹

 具体的に自社の海外展開可能性を検討するため、中小企業でもすぐに始められる市場調査方法について述べる。

 海外展開へのきっかけは、取引先の進出や具体的な問い合わせなどがないと、なかなか巡り合うことがない。きっかけがないと、国や地域を選ぶ段階から悩むことになってしまう。こんな場合、例えば国の選定では日本貿易振興機構(ジェトロ)や外務省のウェブサイトにある各国情報からアプローチし、市場を概観することから始めるといい。進出企業数なども、中国は約2万社、タイは約7000社、ベトナムは約2000社と、多くの日系企業が現地で活躍していることが分かる。

 とはいえ、その中に個別企業の状況に応じた答えはないので、ここから先は自社の商品・サービスの市場展開の可能性を探るための「個別の市場調査」を行うことになる。

 市場調査は大きく分けて「市場」「企業」という2つの切り口がある。通常は、まず市場を見て、その中の主要企業を調べるという方法が一般的だが、例えば中国の場合は国土が広く、市場も大きいため、場所やターゲットを選定する段階から検討する必要があり、多くの時間とコストがかかるケースがある。100万円を超えるような調査でも、欲しい情報が入らないことがあるほどだ。そこで、中堅・中小企業には「企業調査」をお勧めしたい。

 企業調査は、日本では主に取引先の財務内容を知る目的で使われている。中国ではこれを「市場調査」の目的で使う。自社の同業者・販売先・代理店などを探し、彼らがどのような内容で企業経営を行っているかを調べる。具体的な調査対象の切り口はこうだ。

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