三井住友銀行が今秋から農業事業に参入することが15日、分かった。秋田県で農地を保有できる新会社を地元企業などと設立し、コメを生産する。三井住友銀は資金やマーケティング面でサポートし、新会社がホテルや個人に販売する方針。軌道に乗れば、新潟県や山形県にも新会社を設立し、農業事業を拡大させる。
4月に改正農地法が施行され、農地を所有できる法人の要件が緩和されたことから出資を決めた。新会社は、三井住友銀と秋田銀行が銀行法の規定の5%ずつを出資。コメの加工や販売を手がける大潟村あきたこまち生産者協会(秋田県大潟村)が過半を出資する。