【講師のホンネ】「美容のプロ」覚悟試されるメーキャップ道具 渡辺ゆき代 (1/2ページ)

2016.6.22 05:00

 私は日頃から、エステティックサロンのスタッフ教育をさせていただいている。サロンで美しく振る舞うエステティシャンの中には、まだまだ精神美が整っていない方もいる。私の教育方針の基本に「自分は美しくあることに全力を注いでいるか」がある。見た目8割で第一印象は決まる。お客さまが「美容のプロ」として一瞬で判断を下すからだ。

 私はクライアントさまに「突き抜けたサロン」を目指していただくため、中途半端な美しさは求めない。髪、メーク、ユニホーム、所作しぐさ。そして、何よりも「精神美」が教育の根本にある。初めてお付き合いする研修で必ず行っているのは、メークポーチの抜き打ち検査。メーキャップ道具と、それらを収納するポーチを含め、全て一品一品を机の上に並べて公開していただく。その並べる「様」を見れば、中身を見なくともおよそ見当はつく。「あー。どうしよう。恥ずかしいなあ」と顔に書いてある。その羞恥心さえないのであれば、この業界にいる意味はないと思っている。一人一人のメーク道具をチェックする。

 目を背けたくなる現実に遭遇することもある。ファンデーション用のスポンジを何年洗っていないのだろうか。きっとカビが生えていて細菌がウジャウジャいることだろう。とても顔に近づけたくない。全ての鏡は曇っており、もはや鏡としての機能はない。メーキャップポーチの中は臭いが漂ってくる勢いで散らかっている。自分を美しくしてくれるメーキャップ道具や、ポーチを清潔に美しく使用できない女性が果たして、他人さまの美容をお預かりできるだろうか。少なくとも私は、そんな方のお客にはなりたくない。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。