【マネジメント新時代】グッドマンとタフ・ネゴシエーター (1/3ページ)

2016.7.2 05:00

都内のビルの展望デッキで話す人たち。ビジネスの場面で「いい人」という表現には良くない意味が含まれている(ブルームバーグ)
都内のビルの展望デッキで話す人たち。ビジネスの場面で「いい人」という表現には良くない意味が含まれている(ブルームバーグ)【拡大】

 □日本電動化研究所代表取締役・和田憲一郎

 先般の中国出張時にテレビを見ていたら、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の第1回年次総会参加のため、北京訪問中の各国責任者の顔ぶれが映し出された。そのときの印象は、海外の指導者は面構えが一癖もふた癖もありそうな人が多いな、というものだった。これはあくまで直観だけではあるが、では、このような方々と日本の政治家や企業家は対等に太刀打ちできるのだろうか。正直なところ、かなり難しいように思える。今回は世界で伍(ご)するため、リーダーとしてどのような資質が必要か、それについて考えてみたい。

 ◆協調性重視で御しやすく

 以前、米国に出張して仕事をしていた際、幾度も言われた言葉がある。「グッドマンと呼ばれるなよ」と。確かにグッドマンはいい人との意味もあるが、ビジネス上では“御しやすい奴”を示すことが多い。日本語でも同じで、「彼はいい人だね」とのビジネス表現は決して褒め言葉でなく、“性格は親切でとてもいい人だけど能力的には今ひとつ”を示す場合に使われる。逆に相手企業からの褒め言葉は「タフ・ネゴシエーター」である。ありとあらゆる手立てを考え、粘り強く交渉し、なかなか降りない手強い相手はそう呼ばれる。

 しかし、現在の日本の社会では協調性や従順性が重視され、政治家や企業責任者にグッドマンやグッドウーマンが多くなってはいないだろうか。人受けする、愛想の良い人が好まれることはないであろうか。また、能力はそれほどでなくても、調整力があって上司の覚えがいい人を重宝してはいないだろうか。

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