ポケモンGO、どんなゲーム? 拡張現実によりスマホ画面に映る風景にポケモンが… “歩きスマホ”は危険 (1/2ページ)


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 「ポケモンGO(ゴー)」は、人気ゲーム「ポケットモンスター」のキャラクターが登場するスマートフォン向けのゲームだ。

 プレーヤーはスマートフォンのカメラをオンにして、身の回りの風景を画面に映し出す。プレーヤーが特定の場所を撮影すると、拡張現実(AR)と呼ばれる技術で画面の風景の上にポケモンが登場し、実際に存在しているかのようにみえる。

 ポケモンには数多くの種類がおり、プレーヤーは見つけたポケモンを画面操作で捕獲し、育てて能力を高めたり、他のプレーヤーが持っているポケモンと戦わせたりして楽しむ。

 ポケモンが現れる場所は、衛星利用測位システム(GPS)の位置情報で決められているが、プレーヤーには大まかな場所しか知らされない。このため、ポケモンを捕獲するには、実際に表に出て探し歩かなければならないだけでなく、捕獲したポケモンの能力を高めたり、卵をかえすためにプレーヤーが一定の距離を歩くことも要求される。

 ポケモンブランドの管理会社の株式会社「ポケモン」の広報担当者は「実際に外に出てもらうことも目的の一つ」と話す。しかし、こうしたゲームの特性から、先行配信された米国など世界35カ国では、ポケモン探しに夢中になって交通事故を起こしたり、他人の敷地に勝手に入り込んだりする問題が多発している。