日立の新型冷蔵庫 鮮度と栄養長持ち

 日立グループの家電事業会社、日立アプライアンスは21日、冷凍しても鮮度や栄養素の低下を抑える「デリシャス冷凍」機能を備えた大容量冷蔵庫「真空チルドXGシリーズ」6機種を8月25日から、電動ドア装備の「同WXシリーズ」4機種を9月下旬から順次発売すると発表した。

 デリシャス冷凍機能は急速冷凍することで肉や魚のうま味成分や野菜の栄養素の減少を抑える。併せて真空チルド機能も強化。新たに開発した新プラチナ触媒で真空度合いを高めて酵素の働きを抑制する。

 新プラチナ触媒は「新鮮スリープ野菜室」にも採用し、炭酸ガスの効果で野菜の活性を抑えてみずみずしさと栄養素を長持ちさせる。10機種の累計月産は当初、3万1000台。