ポケモンGOの偽アプリ、43種確認 遠隔操作で情報抜き取り

 情報セキュリティー大手のトレンドマイクロ(東京)は21日、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」の偽アプリを20日までに43種類確認したと明らかにした。22日に日本での配信が始まり、日本を対象にした偽アプリが今後出てくる可能性もあり、注意を呼び掛けている。

 同社によると、最も悪質な偽アプリは、ダウンロードすると外部から遠隔操作し、端末情報を抜き取る機能があった。勝手に別のアプリをインストールさせたり、不要な広告が表示されたりするものもあった。

 アンドロイド機種向けの正規アプリマーケット「グーグルプレイ」で入手できる不正アプリも1種類あった。

 不正アプリは、米国などで配信が始まった7月上旬ごろから確認。43種類は英語で表示されるなど海外を対象にしたものだったが、同社広報グループの鰆目順介さんは「日本を狙った不正アプリが出てくる可能性もある」と警戒を促している。