IHIは22日、米ゼネラル・エレクトリック(GE)が開発中の最新鋭の航空機エンジン「GE9X」のプログラムに10.5%のシェアで参画すると発表した。
GE9Xは米ボーイングの最新機「777X」に搭載される予定で、IHIはエンジンの低圧タービンなどの生産を担当する。
GE9Xはボーイングの「777」に搭載されている「GE90」の後継エンジン。世界最大級の10万ポンド級の推進力があり、GE90より燃費が約10%改善する。
IHIはGE90では約9%の参画シェアだったが、GE9Xは10.5%まで拡大する。
777Xは2020年に就航する予定。IHIは今回、40年以上にわたり開発や販売、修理などを担当する契約を結んだ。
航空機エンジンの開発は多額の投資が必要で、複数の企業が投資し、参画シェアに応じて収入を配分するリスク&レベニューシェアリングパートナー(RRSP)と呼ばれる方式を採用している。