ポケモンGO、位置情報やARでゲームに新潮流 「広く浅い」課金も革新的 (1/3ページ)

ポケモンGOが日本配信。浅草寺の雷門前にもポケモンが出現=22日、東京都台東区
ポケモンGOが日本配信。浅草寺の雷門前にもポケモンが出現=22日、東京都台東区【拡大】

 任天堂などが開発したスマートフォン用ゲーム「ポケモンGO(ゴー)」の国内での配信が22日始まった。先行配信された米国などでは利用者が爆発的に増加。日本でも大ヒットは確実視される。現実とゲームの世界が二重映しになる拡張現実(AR)や衛星利用測位システム(GPS)による位置情報といったスマートフォンならではの技術と、20年間親しまれてきたポケモンというキャラクターを融合したことが魅力。「広く浅く」という課金手法も含め、スマホ向けゲームの革新といえそうだ。世界最大のスマホゲームヒット作となる見通しだが、長期的に親しまれるかも問われる。

 ポケモンGOを開発した米ナイアンティックが22日公開した動画で、ジョン・ハンケ最高経営責任者(CEO)は「皆が家の外に出て、もっと歩き、新しい場所へ向かい、友達と楽しむゲームだ」と強調。従来とは異なるゲームのあり方を追求した同社の試みが、現時点では成功している。

 ポケモンGOを支える技術の一つがARだ。2010年にベンチャー企業の頓智ドットが配信した「セカイカメラ」は実際の風景に飲食店などの情報を重ねて表示し、人気となったが、4年後にサービスを終了。その後は、城跡でスマホのカメラをかざすと、健在だった頃の城郭の姿が浮かび上がるように観光などで活用されているARだが、本格普及は進んでいなかった。

日本発のスマホ向けゲームが全世界でヒットしたことはなかった