訪問者が遊んでいたのは、米国では7月6日に配信開始された「ポケモンGO」。衛星利用測位システム(GPS)などの位置情報を利用して、スマホの地図上に表示された位置まで移動すると、スマホの画面に映し出された現実の風景にポケモンが出現し、捕獲や対戦ができる。
ポケモンのブランド展開を行っている株式会社ポケモン(東京)が米ゲーム会社「ナイアンティック」、任天堂と共同開発した。現実世界に映像などの情報を付加する拡張現実(AR)の技術を駆使して、ポケモンが実際に存在する感覚を生み出し、ブームに一気に火が付いた。
米調査会社「サーベイ・モンキー」によると、米国で「ポケモンGO」の1日の利用者数は配信開始1週間で約2100万人に達し、2013年に約2千万人を記録した「キャンディークラッシュ」を抜いて、スマホ向けゲームとしては歴代首位に立った。
「危険なゲーム」との認識広まる
ただ、ホロコースト記念博物館のように、人気の過熱ぶりが各地でトラブルに発展している。