EVトラック開発競争激化 厳しい環境規制に対応、運送業向けにらむ (2/3ページ)

2016.8.4 06:29

ダイムラーのブリュール工場内を走るEVトラック「キャンターE-CELL」=7月28日、独シュツットガルト市
ダイムラーのブリュール工場内を走るEVトラック「キャンターE-CELL」=7月28日、独シュツットガルト市【拡大】

 三菱ふそうの生産拠点があるポルトガルで昨年6月まで1年間実施した実証試験で、1万キロ当たり運用費用1000ユーロ(約11万円)の削減を達成。今年4月から盆地にあるシュツットガルトに建築資材やごみ箱の運搬車として4台提供し、坂道の多い地形での走行性能などを検証している。市産業廃棄物管理局の運転手は「1日最長90キロ走るが、充電に不安を感じたことはない」と話す。

 三菱ふそうは数年内の量産を目指しており、市担当者は「排ガスを抑制するため、ディーゼル車より価格が2割程度高くても導入を検討する」と語った。

 トラック市場はこれまで、燃費が良く力強い走りができるディーゼル車が主流だった。だが、排ガスや騒音の問題があるディーゼル車に進入規制を課す都市があることに加え、運輸業の「24時間化」を背景に、排ガスを出さず、深夜でも静かに配送できるEVへの期待が高まっている。

日本では日産自動車が2015年3~5月に東京都千代田区の…

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