マクドナルドに「ポケモンGO」効果 7月売上高、26.6%増

2016.8.5 06:45


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 日本マクドナルドホールディングスが4日発表した7月の既存店売上高は前年同月比26.6%増と、8カ月連続でプラスだった。7月22日に日本でサービスが始まったスマートフォン用ゲーム「ポケモンGO」との連携が客数を押し上げた。期限切れ鶏肉の使用など品質問題で経営不振が続くマクドナルドだが、ポケモンGOとの連携が業績回復の追い風となりそうだ。

 客数も9.8%増と7カ月連続のプラス。売上高も客数も伸び率は前月を上回った。大きく伸びた要因について、マクドナルドは「期間限定商品の投入やキャンペーン、ポケモンGOとの連携などの相乗効果だ」(広報担当者)としている。

 マクドナルドは国内約2900の全ての店舗で連携。店舗がゲーム上の地図に表示され、約400店舗はプレーヤーがキャラクター同士を対戦させる「ジム」に、残る約2500店舗はアイテム(道具)を入手する「ポケストップ」となり、集客増につながったもようだ。

 当初はゲーム目的の顧客が長時間店内の席を占拠したり、歩きスマホなどで周囲に迷惑をかけるのではといった懸念もあった。だが、マクドナルドによれば「店舗内で大きな混乱はみられていない」という。

 もっともマクドナルドは「ポケモンGOが収益にどの程度貢献するのか分らない」と慎重だ。

 客足が戻りつつあるとはいえ、2016年1~6月期の営業損益は18億円の赤字を見込み、業績回復は道半ばだ。

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