世界初、夜間に無農薬で害虫駆除 農業用「アグリドローン」出荷へ (2/2ページ)

2016.8.17 07:00

今秋出荷予定の農業用ドローン「アグリドローン」をお披露目するオプティムの菅谷俊二社長(右)ら
今秋出荷予定の農業用ドローン「アグリドローン」をお披露目するオプティムの菅谷俊二社長(右)ら【拡大】

 その後、佐賀大学農学部付属アグリ創生研究センターの圃場(ほじょう)で夜間に大豆、サツマイモの上空を飛ばし世界で初めて実証実験に成功する。夜行性のガ、ユスリカ、ウンカなど約50匹を補殺した。

 今後も実証実験を重ね、作物ごとの駆除手法の確立と精度の向上に努めていく。将来は夜間に定期的に自動飛行して減農薬、無農薬農業の実現に貢献する。

 3者による連携協定は2015年8月に締結された。IT化による農作業の負担軽減と効率化を進めることで、20%の労働力軽減と30%の売り上げ増で合わせて50%収益を改善し、稼げる農業の実現を目指している。

 菅谷俊二社長は「従来夜間は農作業に活用されていなかったが、将来ロボットも導入することで人類の農作業を変えることになるのではないか」と話している。(佐竹一秀)

【会社概要】オプティム

 ▽本社=東京都港区海岸1-2-20 汐留ビルディング21階

 ▽設立=2000年6月

 ▽資本金=4億1135万円

 ▽従業員=128人(2016年4月1日時点)

 ▽売上高=32億円(17年3月期予想)

 ▽事業内容=ソフトウェア開発

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