米国向け「MRJ」重量超過、設計一部変更も 解約回避へ軽量化急ぐ (2/3ページ)

2016.8.24 06:18

三菱航空機のMRJ。米航空大手とパイロット組合の協定により軽量化する必要に迫られた
三菱航空機のMRJ。米航空大手とパイロット組合の協定により軽量化する必要に迫られた【拡大】

  • 愛知県営名古屋空港に着陸するMRJの試験2号機=5月
  • 愛知県営名古屋空港を離陸するMRJの試験2号機=5月31日
  • 愛知県上空を飛行するMRJの試験2号機=5月31日(三菱航空機提供)

 労使協定の最大離陸重量39トンに対し、MRJは39.6トン。600キロ超過しており、現状では米国で就航できない。ライバルのエンブラエル(ブラジル)の同型機も重量を超過しており、三菱航空機は制限緩和を期待していたが、納期が近付いており、軽量化を決めた。

 関係者によれば、三菱航空機は、搭載燃料や座席数の削減、荷物制限などで対応する方向でSWやTSHと協議している。

 解約回避へ急ぐ

 ただ、それでも重量削減のめどが立たない場合は、設計を一部変更し、部品を見直す必要があるという。その場合は安全性を認証する「型式証明」を追加取得しなければならず、納期が遅れる可能性もある。

納期が遅れてキャンセルとなれば…

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