労使協定の最大離陸重量39トンに対し、MRJは39.6トン。600キロ超過しており、現状では米国で就航できない。ライバルのエンブラエル(ブラジル)の同型機も重量を超過しており、三菱航空機は制限緩和を期待していたが、納期が近付いており、軽量化を決めた。
関係者によれば、三菱航空機は、搭載燃料や座席数の削減、荷物制限などで対応する方向でSWやTSHと協議している。
解約回避へ急ぐ
ただ、それでも重量削減のめどが立たない場合は、設計を一部変更し、部品を見直す必要があるという。その場合は安全性を認証する「型式証明」を追加取得しなければならず、納期が遅れる可能性もある。