ゲームで「終活」疑似体験 セミナーや相談増加 関心高まる (1/2ページ)

2016.8.27 05:00

ピップ&ウィズが共同開発した「こころづもりボードゲーム」を試す社員
ピップ&ウィズが共同開発した「こころづもりボードゲーム」を試す社員【拡大】

 高齢化が進む中、人生の最期に向けていかに準備するかを考える「終活」への関心が高まっている。高齢期の医療、介護を疑似体験できるボードゲームや相続、葬儀について学ぶセミナーが人気だ。「おひとりさま」の増加もあり、身元保証の支援や遺贈寄付に関する相談へのニーズも強まっている。

 ◆制度や病気理解

 ロボットの開発や販売を手掛けるピップ&ウィズ(大阪市)は2015年、筑波大学の研究プロジェクトと「こころづもり ボードゲーム」を共同開発した。

 ゲームを通じて、高齢に伴う心身の機能低下や病気によりどんな状態になるのか、かかる費用や利用できる支援は何かについて疑似体験できる。家族と楽しく対話しながら準備する機会を設けることが狙い。介護や終活関連の催しでの活用を検討している。

 ゲームはすごろく式で高齢者役と家族役の2人一組でチームを組む。1周ごとに年金と家族の給与が入り、資金となる。高齢者はマスを進めるほど病気などで心身の機能が低下するため資金を使って治療したり福祉サービスをうまく活用したりしなければならない。

 イベントマスでは「脳梗塞」や「認知症で記憶障害」になることがある。体の状態によって介護保険制度が適用され、受けられるサービスが決まる。広報担当者は「ゲームをしながら制度や病気について知ってもらえるように工夫した」と話す。

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