入浴介護者の下着ぬらさず フットマーク、Tシャツなど新商品

入浴介護を快適にする「入浴介護Tシャツ」と「入浴介護ハーフパンツ」
入浴介護を快適にする「入浴介護Tシャツ」と「入浴介護ハーフパンツ」【拡大】

 介護用品メーカーのフットマーク(東京都墨田区)は、入浴介護用の新商品「入浴介護Tシャツ」と「入浴介護ハーフパンツ」を9月8日発売する。入浴時に水ぬれや高湿度の蒸れに悩まされていた介護現場の不満を解消する。

 防水素材を使用して下着がぬれることを防ぎ、両面ともに撥水(はっすい)加工が施されている。メッシュ生地で通気性がよく蒸れることもない。メッシュ部は縦、横に伸びるので着脱もしやすい。

 入浴介護は40度を超える風呂場で専用のエプロンを着けて行っているが、下着がびしょびしょになる、服がぬれて気持ち悪いといった不満の声が現場から上がっていた。

 20カ所以上の施設でモニターテストをして現場の声を反映し、約2年かけて商品化した。同社が実施した入浴介護時の不満についての調査によると、最も多い約35%が「びしょぬれになる」と回答し、「エプロンは暑い」「入浴介護後の着替えが面倒」「風呂場が暑い」と続いている。

 Tシャツは3132円、ハーフパンツは3456円。男女兼用。