8月から放映されているトヨタホームのCMシリーズ「帰省」篇には、4月から放映された前作に引き続き、演技派女優の吉田羊さんと松岡茉優さんが母娘役で共演。誰にでも心当たりのありそうな人生の一場面と、家族の絆を描き、見る人の共感を集めている。
前作で、大学進学のため実家を出た松岡さん。何か嫌なことがあったのか、帰省篇では実家に帰るなり、玄関で涙を流しだした。そんな様子に気付いた吉田さんは、娘が落ち着くまで一息ついてから「帰ってたの?」と出迎える。
そんな日の夕食に並ぶのは、きまって松岡さんの好物ばかり。笑顔に戻った娘をちらちら見つつも、声をかけるでなしに、仏頂面で「母さん、これうまいな」とぶっきらぼうに話す父親役・二階堂智さんのシブい演技にも好感が持てる。
一方、同時に放映されている「迷った日」篇では、落ち込み気味に帰宅した吉田さんが、夫・娘・息子に「お帰りなさい」と声をかけられ、表情を緩ませる。
どちらもシンプルなシナリオだが、辛いときこそ、家族とわが家が笑顔の源になることをストレートに表現している。