アドイン研、森林再生システムと実現 森林3次元計測 短時間で正確 (1/2ページ)

アドイン研究所などが開発した森林3次元計測システム「OWL」を使った森林資源の調査の様子(アドイン研究所提供)
アドイン研究所などが開発した森林3次元計測システム「OWL」を使った森林資源の調査の様子(アドイン研究所提供)【拡大】

 人工知能(AI)関連の技術開発ベンチャーのアドイン研究所(東京都千代田区)は、森林資源に関するコンサルティングを手掛ける森林再生システム(同)と共同で、レーザー光を使った森林3次元計測システム「OWL(アウル)」を開発した。従来の人手による調査と違って、スギやヒノキなどの立木の位置や太さ、高さなどを短時間で正確に計測できる。

 OWLは、伸縮可能な一脚とその上部にある赤外線レーザー照射装置からなる。重さは3.7キロで、一脚と装置は着脱可能。

 装置の長さは1メートル2センチ~1メートル97センチに縮めて運搬できる。地面につえをつくようにOWLを設置する。装置には傾斜センサーが内蔵されており、傾きなどを自動補正する。

 装置のスイッチを押すと45秒間、赤外線レーザーが水平方向に180度回転しながら照射。装置から30~60メートルの範囲にある立木の太さや高さや位置などを捉える。20メートル四方なら約15分で計測でき、専用の解析ソフトにより約5分で3次元画像データに生成する。

 また生成した3次元情報を使って、任意の立木を伐採した間伐シミュレーションもできる。

 森林内の様子を3次元で再現できるため、「森林管理業者が、都市部に住む山林所有者に対して、森林内の状況を具体的に説明できる」(アドイン研究所の佐々木浩二社長)という。