山本会長は「スパコンは今までは科学者のツールだったが、民間でも使う場面が増えてくる」などと応じ、高性能CPUの用途拡大に対応していく姿勢を示した。
米半導体大手のインテル製CPUの独占状態にあるサーバー市場について、孫社長は「AI(人工知能)やIoT(もののインターネット)のサービスが拡大していくなかで全てインテルで賄うのは愚の骨頂だ」として、アーム技術の高性能サーバー分野への普及拡大で富士通と協力していく考えを示した。
ポスト京は、理研で運用している現行の「京」に比べ、100倍のソフトウエア実効性能を目指している。心臓部に当たるCPUには世界的に普及しているアームの設計技術を採用しピーク処理速度は毎秒1エクサ(エクサは兆の100万倍)回レベルを想定している。