米メディア・娯楽大手コムキャストが2017年半ばに携帯電話事業に参入することが20日、分かった。同社幹部が金融関係の会合で述べたと複数のメディアが報じた。
通信大手ベライゾン・コミュニケーションズから電波帯域を借り受け、サービスを提供する。自社で展開しているWi-Fi(ワイファイ)サービスも活用する。
コムキャストが主力とするケーブルテレビ(CATV)事業はインターネットの普及で顧客離れが進む。ケーブルテレビと携帯電話をセットにしたサービスを提供するとみられ、顧客離れを食い止める。
米国の携帯電話事業はソフトバンクグループ子会社のスプリントを含む大手4社が顧客獲得にしのぎを削っており、コムキャストの参入で競争はさらに激化しそうだ。(共同)