アイリスオーヤマは21日、31銘柄のブランド米に合わせて水量を微調整して炊き分けるほか、分離すると下部がIH(電磁)調理器として使える初の炊飯機を開発、30日に発売すると発表した。炊飯の際に米の量や銘柄で異なる最適な水量や炊き方を重量センサーで正確に割り出す機能を搭載した。
釜の入った上部を分離できる炊飯器は従来もあったが、下部を通常のIH調理器として使える方式は初めて。独り住まいや台所が狭いアパートなどで需要が見込めそうだ。
対応するブランド米は、こしひかり、あきたこまち、ゆめぴりかなど国内で流通している主要な31銘柄で、それぞれの銘柄の分量に応じた水量を詳細に表示する。
新製品は「銘柄量り炊きIHジャー炊飯器3合」。参考価格は2万9800円(税抜き)。家電量販店やホームセンターなどで販売する。初年度3万台の出荷を目指す。