スタバ騒動からコーヒーの「聖地」へ…鳥取で「世界コーヒーサミット」始まる

 1世帯当たりのコーヒー支出額が昨年全国一になった鳥取県で23日、業界関係者らがコーヒーの魅力をPRする「世界コーヒーサミット」が始まった。大手チェーンの幹部や地元の喫茶店経営者らが、会場となった鳥取市を「コーヒーの聖地」と宣言。ブースの出店や講演などのイベントが10月2日まで続けられる。

 宣言では、主催する鳥取珈琲文化振興会の村上亜由美会長のほか、UCC上島珈琲やドトールコーヒーの役員らが「世界の皆さまにひとときの笑顔と安らぎの一杯を提供する」と唱和。その後コーヒーで乾杯し、聖地認定を祝った。

 鳥取県は、昨年5月には米系コーヒーチェーン「スターバックス」が47都道府県で最後に出店、注目を集めた。同社の出店以前には「スタバ」と鳥取砂丘をかけた「すなば珈琲」が話題になるなどコーヒーへの関心が高まっている。

 村上会長は「全国の愛好家に楽しんでもらえるような街になる契機にしたい」と話した。