石井啓一国土交通相は26日、宇都宮市などが申請した次世代型路面電車(LRT)の導入計画を認定した。路線の新設によるLRT導入は全国初。宇都宮市などは本年度中の着工、2019年12月の開業を目指す。
区間は宇都宮市と、隣接する芳賀町までの14.6キロ。JR宇都宮駅東口と工業団地や住宅地を結ぶ。通勤通学や買い物などでの需要が見込まれ、ピーク時間帯には1時間に10本を運行する予定。
宇都宮市と芳賀町が施設を建設・保有し、2市町と地元経済界などが出資する第三セクターが営業主体となる「上下分離方式」で、整備費458億円は2市町と国がほぼ半分ずつ負担する。