パナソニックは27日、カメラで撮影した屋内・屋外の様子をスマートフォンで確認できるホームネットワークシステム「スマ@ホーム システム」の新製品を10月13日から順次発売すると発表した。外出先でも自宅にいる家族と話せる「おはなしカメラ」(税別想定価格、2万円前後)や、留守時の来訪者に応対できるテレビドアホン(同6万2000円前後~9万7000円前後)などを投入。共働き世帯の増加や防犯意識の高まりを背景に需要開拓を図る。2018年度には全世界で売上高約400億円の達成を目指す。
「おはなしカメラ」は、家族別に最大3台のスマホを登録することが可能。カメラとスマホをインターネット接続し、双方向で呼び出しと会話ができる。映像や音声をカットできるプライバシー保護機能も搭載した。
テレビドアホンもスマホとインターネットで接続し、外出先でも宅配業者に応対できる。モニター親機には「スマ@ホーム システム」のホームユニット機能を搭載。屋内外に設置した監視カメラと連携し、留守番中の子供やペット、駐車場の車の見守りもスマホで行える。
27日の会見には「スマ@ホーム システム」のアンバサダーを務める女優の綾瀬はるかさんが登場。映画撮影の際は1カ月~1カ月半も自宅を空けるといい、「外出先でもスマホで家の中を確認できれば、より仕事に集中できる」と笑顔を見せた。