格安スマートフォンなどを手掛けるMVNO(仮想移動体通信事業者)の日本通信は29日、ソフトバンクから回線を借りるための接続申し入れが拒否されたため、協議の再開命令を出すように総務省に申立書を提出したと発表した。
ソフトバンクは「接続を拒否した事実はなく、現時点においても協議中と認識している」とコメントした。
MVNOは携帯大手各社に接続料を支払い、回線を借りて事業を展開している。日本通信にはNTTドコモから既に回線が提供されており、ソフトバンクへは昨年年8月に申し入れていた。
総務省の担当者は「申し立てがあったのは事実だが、まずは事実関係をソフトバンク側に確認する」と述べた。