都内ホテル、訪日ビジネス客サービス強化 付加価値向上、外資に対抗 (1/2ページ)

32階から東京タワーと芝公園を望む「プレミアムクラブラウンジ」=30日、東京都港区のザ・プリンスパークタワー東京
32階から東京タワーと芝公園を望む「プレミアムクラブラウンジ」=30日、東京都港区のザ・プリンスパークタワー東京【拡大】

 都内の主要ホテルが、訪日ビジネス客向けのサービス強化を競っている。欧米などでみられる出張先での休暇を認める「ブリージャー(出張休暇)」利用を意識したサービスや、高級感のあるラウンジなど、付加価値を高めて外資系の高級ホテルに対抗する狙いがある。

 ザ・プリンスパークタワー東京は30日、1日から営業を始める富裕ビジネス客を狙った客室「プレミアムクラブフロア」をメディアに公開した。全63室のうち36室を占めるプレミアムキングルーム(1ベッドタイプ)は広さ38平方メートルで、バスルームとリビングの間にある壁を取り払い、壁面の一部を可動式に変更するなどして、ゆったりとした居住空間を確保。

 プレミアムクラブフロアの宿泊者が無料利用できるラウンジでは、従来は3つの時間帯に提供していた軽食などの料理を、4つの時間帯に細分化し、時間帯ごとにメニューを変えて提供する。同ホテルは「ブリージャー利用を意識したデザインと機能を取り入れた」としている。

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