【トップの素顔】横山敬一 味の素ゼネラルフーヅ会長(6) (1/3ページ)

2016.10.3 05:00

家族でインドネシアでの生活がスタート
家族でインドネシアでの生活がスタート【拡大】

 ■「五異」指針にインドネシアで奮闘

 1990年、39歳の時に、インドネシア味の素へ赴任しました。インドネシアは東西5300キロ、1万8000もの島から成り、人口が当時2億3000万人という大国。約90%がイスラム教徒で300以上の民族があり、ラジオCMは代表的な10の方言で制作していました。現在は1人当たりのGDP(国内総生産)が3000ドルを超えるほど成長しましたが、当時は770ドルほど。まだ貧しく、街角には物乞いが至る所におり、雨が降ると子供が大きな傘を差しかけ、小遣いを稼いでいました。

 工場でも、食堂のごはんのおかわり自由が有り難がられ、卵は家に持ち帰り子供に食べさせている人も。人口の約3分の1が20歳以下で、子供も多く将来性を感じました。戦後、オランダとの独立戦争の際に日本兵が残ってともに戦ったことや、最大の援助国ということで大変、親日的でした。

 インドネシア人は南国気質で、よく使う言葉に「キラキラ(だいたい)」「ティダアパアパ(大丈夫)」「プランプラン(ゆっくり)」「サンペイベソック(明日までに)」などがあります。仕事面では相当ギアをシフトダウンしないといけないと感じました。

 ◆イスラムの国実感

 ジャカルタに到着した夜、車中から見える街は真っ暗。10ワットの小さな明かりが見えるだけ。翌朝早く大音量のコーランが響き渡り、家族全員でとび起きて、イスラムの国に来たことを実感しました。広い一軒家でしたが、壁から水が突然吹き出したり、トイレにサソリが現れたり、停電で屋根の上のタンクに水が上げられず3日間、コップ一杯の水で体を洗ったりとトラブルは数多くありました。

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