【マネジメント新時代】モノを作る前に、基準を作る! (1/3ページ)

2016.10.8 05:00

「オートパイロット」を作動させて自動運転で走行するテスラのモデルS=米ニューヨーク(ブルームバーグ)
「オートパイロット」を作動させて自動運転で走行するテスラのモデルS=米ニューヨーク(ブルームバーグ)【拡大】

 □日本電動化研究所代表取締役・和田憲一郎

 9月下旬、米運輸省の道路交通安全局(NHTSA)は、話題となっている自動運転車の開発・走行に関する包括的な指針を公表した。これは覚えている方も多いと思うが、5月7日、テスラのモデルSが自動運転機能である「オートパイロット」を作動中に、大型トレーラーに衝突した。この事故をきっかけに、自動運転そのものに対して規制のあり方が問われていたものである。今回は、このような国際基準となる法規、標準、ガイドラインのあり方について考えてみたい。

 ◆ガイドライン公表

 今回のガイドライン設定は、大きくは15項目からなる安全性審査が盛り込まれており、全体で116ページの大作である。今回は当該内容の詳細まで踏み込まないが、NHTSAは自動運転車に対して、いきなり法規まで引き上げることにかなりの年月を要すると推定し、まずは指針という形で公表した。それにしても、この大作の策定に関していったいどれだけの知見ある人が関わったのであろうか。多くの人材と時間を投入し、ガイドラインと言えども、自動運転車に関して世界基準となるべきものを生み出したことに、まずは敬意を表したい。

 ◆モノ作りか基準作りか

 日本では一般的に何か新しいことを始めようとすると、まずはモノを作り、それが本当に実現するかどうかを探ろうとする。それはそれで正しいアプローチであろうが、その先はややもすると、より良いもの、もっと技術的に深いものに資源を集中する傾向があるように思える。

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