トヨタ、スズキが提携へ 自動運転や環境、ITで 豊田章男社長「出資も含め」検討 (1/2ページ)

2016.10.12 20:09

業務提携の検討開始を受け会見するトヨタ自動車の豊田章男社長とスズキの鈴木修会長(右)=12日、東京都文京区(桐山弘太撮影)
業務提携の検討開始を受け会見するトヨタ自動車の豊田章男社長とスズキの鈴木修会長(右)=12日、東京都文京区(桐山弘太撮影)【拡大】

 トヨタ自動車とスズキは12日、業務提携の検討を始めたと発表した。自動運転など安全技術や環境対応車、インターネットに接続する「つながるクルマ」の開発のほか、欧米に後れを取る規格作りやインフラ整備などで協力する見込み。自動車業界で先端技術の開発競争が激しくなる中、他社にも提携参加を呼びかけて主導権を握る考えだ。

 同日、東京都内で記者会見したトヨタの豊田章男社長は「情報技術や環境問題などを考えると1社でできることは限られている」と指摘。出資の可能性や具体的な提携内容については「資本(提携)も含めて全くこれからだ」と述べた。

 スズキの鈴木修会長は「(主力の)軽自動車やインド市場でも、伝統的な自動車技術を磨くのみでは将来が危うい」と説明した。

 トヨタはハイブリッド車(HV)に加え、燃料電池車(FCV)など次世代の環境対応車の開発に注力。自動運転技術も平成32年ごろの商品化を目指している。だが、ライバルの独フォルクスワーゲン(VW)グループなど、欧米大手が得意とする技術の標準規格作りなどでは、先行されるとの懸念が強い。

スズキは環境対応車や、自動運転技術の開発で出遅れ

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