韓国のサムスン電子は12日、新型スマートフォン「ギャラクシーノート7」が欠陥問題で生産停止に追い込まれたことを受け、7日発表した2016年7~9月期の連結決算(暫定集計)を下方修正した。本業のもうけを示す営業利益について、当初の約7兆8千億ウォン(約7200億円)から3分の1を減額し、前年同期比29.6%減の約5兆2千億ウォンに見直した。
売上高については9.1%減の約47兆ウォンに下方修正した。修正前は約49兆ウォンだった。
ノート7は8月に発売後、発火トラブルが相次ぎ、9月初めにリコール(無料の回収・修理)を発表。サムスンは「売上高と損益の変動を反映させなければならず、暫定集計を訂正することになった」と説明している。(共同)