【リーダーの素顔】国際協力銀行 多彩な経歴、国際金融の荒波に挑む (1/3ページ)

2016.10.17 05:00

国際協力銀行総裁近藤章さん
国際協力銀行総裁近藤章さん【拡大】

 □国際協力銀行総裁・近藤章さん

 住友銀行(現三井住友銀行)やソニー、富士火災海上保険など民間での多彩な経歴をひっさげ、6月に国際協力銀行(JBIC)の新総裁に就いた。JBICは途上国向けにインフラ輸出を拡大するため、リスクの高い案件への投資を増やす方針を掲げる。実務家としての豊富な知識と経験に裏打ちされた「目利き力」を生かして、中国も交えた国際金融の荒波に挑み、JBICを新たなステージに導く構えだ。

 --住友銀行に入行し、キャリアをスタートさせた

 「東京で3年ほど支店に勤務した後、まもなく外国為替を始め、それから国際部門に入った。中でも印象深いのは、1980年代半ばの米ゴールドマン・サックス(GS)への出資。当時話題になった案件で、結果的にものすごくいい投資となり、十数年後にGS株を売ったとき、投資利回りは円ベースで年率24%にもなった。これは、住友銀行に対する最大の貢献だったと思う」

 --その後、異業種のソニーに転身した

 「55歳を一つの区切りだと考えていたが、そのときソニーのトップだった出井伸之さんに誘われた。経理などを担当したが、現場はとても勉強になって、国内の工場にはほとんど全部行った。ものづくりの現場があって、ものを売る現場がある。銀行とは違う世界で新鮮だった」

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