「東京撤退の直前に見つかった秘伝のレシピ」 串カツ田中の貫啓二社長が明かす開店秘話 (2/3ページ)


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  • どの店でも、入り口の上には「串カツ田中」と大きく書かれた白テント看板が目立つ(東京都杉並区)

 --幅広い客層を引きつけている

 「店舗の立地は住宅街、ビジネス街、ロードサイドなど場所を選ばない。串カツは常に30種類以上をそろえ、1本100~200円で、100円と120円が大半を占めている。平均客単価は2400円なので気軽に訪れることができる。来店客に楽しんでもらえる趣向も凝らしている。サイコロを振った目によって、無料、割り引きでハイボールを飲める『チンチロリンハイボール』。他に『子供じゃんけんドリンク』は子供の客がじゃんけんで勝てばソフトドリンクが無料になる。このため家族連れがファミリーレストランのような感覚で訪れている」

 --店舗を急拡大している

 「直営とフランチャイズチェーン(FC)で展開している。店舗の装飾がシンプルで、初期投資が抑えられる。すべてマニュアル化されているので、低コスト運営が可能だ。メニューも四半期ごとに、ハモやぎんなんなど季節モノを入れ替え、飽きられないよう工夫している。14年には串カツの本場大阪にも逆上陸し、繁盛店となっている」

「毎年30~40店ずつ開店して、全国に店舗を構えたい」