日産、「つながるクルマ」の新拠点 技術者150人新規採用へ

 日産自動車は25日、インターネットに接続する「つながるクルマ」向けサービスの開発を強化するため、東京・中目黒に新拠点を設置したと発表した。新拠点では来年末までに、ソフトウエア開発やデータ分析などの専門技術者150人を新規採用する。

 資本業務提携する仏ルノーも同規模の採用を実施し、ルノー・日産連合で開発を加速する。

 日産は電気自動車(EV)や自動運転と並び、つながるクルマを次世代の中核技術に位置付ける。

 現在、神奈川県厚木市の開発拠点に約300人の技術者を置くが、IT系の専門技術者を新規採用し、人員を1.5倍に増やす。

 ルノーもフランス国内に新拠点を設けて新規採用し、ルノー・日産連合全体でつながるクルマの開発チームは約900に拡大する見込みだ。

 自動車業界では、ホンダが9月に東京・赤坂に人工知能(AI)の研究拠点を設置するなど次世代技術をめぐる動きが活発になっている。