高機能ドライヤー販売好調 機能多様化、外資も参入 「訪日客増加も追い風」 (1/2ページ)

2016.10.29 06:56

パナソニックが9月に発売した「ナノケア」シリーズ新製品のCM(同社提供)
パナソニックが9月に発売した「ナノケア」シリーズ新製品のCM(同社提供)【拡大】

  • 美容家電商品の第1弾となるヘアードライヤーを披露する英ダイソンの創業者兼チーフエンジニアのジェームズ・ダイソン氏(右)=4月、東京都渋谷区

 少子高齢化で家電市場が縮小する中、ヘアドライヤー市場が活性化している。パナソニックが9月に新製品を発売したナノケアシリーズは髪を乾かすだけでなく「髪質改善」の付加価値機能が人気で、高価格帯ながら家電量販店売り場でシェアトップに。今年は掃除機で知られる英家電メーカーのダイソンも、髪を傷めずに素早く乾かす軽量の高性能製品で参入。ヘアサロンやエステで使用されてきた機能などが「時短美容」を求める女性の心をつかんでいる。

 ヘアドライヤーの売り場平均価格は4000~5000円とされてきた。これに対し、パナソニックの新製品の参考価格は2万1000円前後(税別)、ダイソンは4万円超と高額だが、販売は好調だ。

 調査会社GfKジャパンによると、2015年度のヘアドライヤーの価格帯別数量構成比は5000円未満(72%)、5000円以上1万円未満(8%)がいずれも前年同期比で縮小しているのに対し、1万円以上(20%)は7ポイント上昇し、高機能・高価格帯の商品が市場を牽引(けんいん)している。

 パナソニックのナノケア新製品は9月発売から1カ月で、全国有力家電量販店の販売数量でシェアトップとなった。微粒子イオン「ナノイー」が髪にうるおいを与え、うねりを抑えるという。ターゲット層の20~30代女性を中心に売り場で指名買いが起き「髪を乾かしながらお手入れする“ながら美容”が支持されている」という。

ダイソンのドライヤーは「低温、大風量で乾かし髪が傷みにくい」

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