昭和電工、マレーシア工場に自動車用アルミ部品の生産集約

 昭和電工は9日、東南アジアにおける自動車用アルミニウム部品の生産を集約すると発表した。エンジンのピストンやサスペンションといった部品を生産するシンガポール工場を閉鎖。部品に加工する前の鋳造品を手がけるマレーシア工場に全ての生産設備を移す。シンガポール工場は、自動車の軽量化ニーズを追い風にフル生産状態が続いているが、敷地に余裕がなく拡張できないほか、人件費も上昇していることから移転・集約を決めた。

 すでに一部の設備を移しており、来年末までに全4ラインを移し終える計画。シンガポール工場は来年4月には完全に生産を終え、運営子会社も2018年以降に清算する。

 一方、マレーシア工場は来年1月からシンガポールの設備を使って順次、部品製造に乗り出す。

 同工場には、今夏に喜多方事業所(福島県喜多方市)からも1ラインを移設したばかり。今回の集約で、計5ラインが稼働することになる。