孫社長の夢「ペッパー」の道険しく 仏開発陣と対立、ただの「ヒト型iPad」に… (1/3ページ)

2016.11.12 06:25

 日本企業は何年も前から、目に見える生活空間でのロボットの普及を目指してきたが、成功と言うには程遠いものだった。

 ソフトバンクグループのヒト型ロボット「Pepper(ペッパー)」には、局面打開が期待されていた。世界初の感情認識ロボットと銘打ったペッパーを2014年に発表してから、ソフトバンクは積極的なマーケティングを続けてきた。接客や受け付け業務、翻訳などの仕事がこなせるという触れ込みだった。

 ペッパーを導入している静岡県藤枝市の市役所企画経営課の西淳一氏は「基本的には、会話ではなく、タブレットを使って紹介する」と説明する。「市役所1階のロビーに設置しており、庁舎を案内するほか、市内の特産品や観光名所を案内する」という。

 仏開発陣と合わず

 ペッパーは、面白いが実用的ではない日本製ヒト型ロボットとして、ホンダのアシモとソニーのキュリオの仲間入りしそうだ。開発に関わった技術者らによれば、成功に必要な要素はそろっていた。しかし、意思決定のまずさで機会をつかみそこねたという。

 ソフトバンクはフランスのロボット開発会社、アルデバラン・ロボティクスを12年に買収したが、両社の文化はかみ合わなかった。日本人社員らはアルデバランの従業員が休暇で何週間も不在となることに腹を立てたし、フラットな組織に慣れたアルデバラン社員は何層にも積み重なる管理職たちに決定を覆されるのに不満を抱いた。

「ビジョンと方向性が完全に欠けていた」

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