【高論卓説】iPhone7は電子マネー普及の好機 現金主流の日本、モバイルスイカは伸び悩み (2/3ページ)

店頭に並んだiPhone7
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 そのため16年9月末のスイカの発行枚数6144万枚に対し、モバイルスイカの会員数は381万人にとどまっている。16年3月末が373万人だから、半年で8万人ほどしか増えていない。今回のアイフォーン7効果でどれくらい会員数が伸びるのか注目される。

 スイカなどの電子マネー、クレジットカード、デビットカードの3つが日本で現金以外の支払い手段として利用される主なものだ。電子マネーとしてのサービスをスイカは04年に開始している。日本銀行が発表している「決済動向」によると15年12月末でスイカなどの8社の電子マネーは発行枚数が2億9500万枚(内携帯電話2900万枚)で15年の決済金額は4兆6400億円(前年比15.7%増)だ。これに対しクレジットカードは、日本クレジット協会によると15年末で2億4000万枚、決済金額は49兆8300億円(同7.7%増)にのぼる。一方、最近広告などでよく見かけるデビットカードは、日本デビットカード推進協議会によると15年の決済金額は4300億円(同7.7%減)とこちらは減少している。

現金での支払いは米国や英国の場合5割を切っているが、日本は…