【高論卓説】iPhone7は電子マネー普及の好機 現金主流の日本、モバイルスイカは伸び悩み (3/3ページ)

店頭に並んだiPhone7
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 現金での支払いは米国や英国の場合5割を切っているが、日本はまだ8割を超えていることもあり、電子マネーも今後の成長が期待される分野だ。アップルペイに対抗してグーグルも同様の「アンドロイドペイ」を日本で開始すると発表しており、スマホの電子マネー機能を利用したサービスが日本でも本格化しそうである。ただ、どちらもスマホのハードの機能に依存しており、旧型のスマホでは利用できない。その点中国の「アリペイ」や「WeChat(ウィーチャット、微信)ペイ」はQRコードを利用しており、機種に依存しない。

 日本でもこのタイプのコードを読み取るスマホ決済方式をスターバックスや楽天などが開始している。スマホを利用した電子マネーサービスが普及すれば、持ち歩くカード類や小銭を減らすことができて便利だ。各社にはユーザーファーストのサービスで競い合ってもらいたいものだ。

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【プロフィル】森山博之

 もりやま・ひろゆき 早大卒。旭化成広報室、同社北京事務所長(2007年7月~13年3月)などを経て、14年から遼寧中旭智業有限公司、旭リサーチセンター主幹研究員。58歳。大阪府出身。

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