損保大手3社が最終増益 9月中間 自然災害の被害減少 (1/2ページ)

決算会見する東京海上ホールディングスの藤田裕一常務=18日、東京都中央区の日銀本店
決算会見する東京海上ホールディングスの藤田裕一常務=18日、東京都中央区の日銀本店【拡大】

 損害保険大手3グループの2016年9月中間連結決算が18日、出そろった。前年に比べ、自然災害の被害が少なく保険金の支払いが減少したことなどで、いずれも最終増益を確保した。東京海上ホールディングスは政策保有株の売却効果もあり、最終利益は前年同期比81.4%増の1552億円と大幅に増加した。

 自然災害に伴う発生保険金は3グループの合計で1201億円で、前年同期に比べ666億円減少した。このため、SOMPOホールディングスの最終利益も同52.0%増の434億円と過去最高を記録した。MS&ADは14.4%増の984億円だった。

 売上高にあたる正味収入保険料は、国内では昨年10月の火災保険料の値上げ前に駆け込み需要の反動で3グループとも減少した。

 海外では、円高が進んだ影響で海外子会社からの保険料収入の円換算が目減りしたが、MS&ADは子会社化した英MSアムリンが収益を2832億円押し上げ、前年同期比13.5%増の1兆8393億円と9月中間では過去最高を記録した。東京海上は、米HCCインシュアランス・ホールディングスが連結対象となった押し上げ効果はあったものの、円高による押し下げが響き、2.0%減の1兆7008億円。SOMPOは、3.8%減の1兆2795億円だった。