VRでヒット「女子高生の家庭教師」体験ソフトで見えた新技術の方向性とは (2/3ページ)

2016.11.20 13:05

バンダイナムコエンターテインメントのVR対応ゲーム「サマーレッスン:宮本ひかりセブンデイズルーム」の一場面
バンダイナムコエンターテインメントのVR対応ゲーム「サマーレッスン:宮本ひかりセブンデイズルーム」の一場面【拡大】

  • バンダイナムコエンターテインメントのVR対応ゲーム「サマーレッスン:宮本ひかりセブンデイズルーム」の一場面
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 もともとは、新しい技術を検証するための社内コンペに応募したのがきっかけだったという。「いくつかアイデアがある中、『どうせ通らないだろう』と思って、キャラクターと間近で会話するものを考えた」。通常、VRといえば、広大な空間を冒険するようなものを考えがちだが、「VRでは服の縫い目まで見えるリアルさがあり、人が近くにいる方がもっとすごい、と思った」と振り返る。

 試作品での会話相手は、同社の格闘ゲーム「鉄拳」に登場する男の武闘家だった。しかし、これで試してみると「怖すぎた」。議論の末、会話相手はかわいい女子高生になったという。この急激な方向転換ができるところが、老舗ゲーム会社の発想の豊かさだろうか。

 記者もPSVRは何度か体験済みだ。開発中のソニーのゲームでは、スキンヘッドの白人に密室で英語で問い詰められるという体験をして、リアルな恐怖を感じた。今回の密室はそれとは真逆。「勉強だけじゃ味気ないから、先生と話もしたいな」と言われ、照れてしまった。

 不思議なのは、相手はあくまでCG(コンピューターグラフィックス)で描かれた女の子なのに、「そこに確かにいる」と感じることだ。会話の選択肢はVR空間の中に浮かんでおり、視線を合わせて選び、ゲームを進める。玉置氏によると、開発段階で選択肢を一般的なゲームのように前面に配置したところ、リアリティーが一気に失われた。その反省で現在の形になったという。

「いったん目が合うと無視できなくなる」

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