■渉外担当者の情報を研修会に活用
百十四銀行の瀬戸内モニターガールズの主な活動の一つである「モニタリング研修会」。メンバーは百十四銀行の女性行員や県の女性職員が中心で、ときには地域の女性学生なども参加。幅広い視点からのモニタリングを実現するため、20~50代まで多様な年齢層で構成され、現在では毎回15~20人程度が参加する。
「瀬戸内モニターガールズは既定メンバーが所属する組織ではなく『モニタリング研修会に参加する方』で構成されます。モニタリング研修会は休日開催で、皆さんにはボランティアでお願いしていることから、楽しみながらも自然と使命感を持って活動していただける形になっています」。香川県うどん県交流推進部観光振興課情報発信グループ瀬戸内モニターガールズ担当の高橋玲子さんはこう説明する。
研修会のプランは、百十四銀行営業統括部地域活性化室創生・振興チーム観光振興デスク瀬戸内モニターガールズ担当の西岡あかりさんと高橋さんが中心に企画を立案。目的地のエリア選別には、百十四銀行の営業店へのヒアリングが欠かせない。営業店の渉外担当者が取引先や地域住民などから得た情報を、研修会の訪問プランやスケジュール策定に生かしている。
また、観光協会などへも相談しながらエリア特性に合ったテーマを設定。訪問エリアの自治体や訪問先事業者などとのすり合わせを経て、最終的な訪問予定を策定する。