セイコーインスツルが日立の医療IC事業を取得

 セイコーインスツルは22日、半導体子会社を通じて日立製作所の医療機器用の集積回路(IC)事業を取得したと発表した。取得額は公表していないが、中期的に売上高30億円程度を目指すとしている。

 取得したのは、超音波診断装置を製造するのに必要なICを設計する事業。拠点は東京都立川市にあり、従業員はそのまま引き継ぐ。

 日立側には事業構造を見直す狙いがある。医療とヘルスケア分野に注力する一方で、こうした部品を外部調達に切り替えてスリム化を図る。