愛知と鹿児島の2信組に公的資金投入 金融庁が計62億円

 金融庁は25日、金融機能強化法に基づき、愛知県中央信用組合(愛知県碧南市)と鹿児島興業信用組合(鹿児島市)の2信組に、計62億4千万円の公的資金を投入すると正式発表した。信用組合の中央機関である全国信用協同組合連合会を通じて実施する。財務基盤を強化し、地域の中小企業への円滑な資金供給を下支えする狙い。

 来年1月に三河信用組合(愛知県蒲郡市)との合併を控える愛知県中央信組には、合併後の来年3月に30億円を資本注入する。

 2008年に鹿児島県信用組合と合併した鹿児島興業信組には今年12月に32億4千万円を投入。両組合の合併に関連する費用などを支える。