富士重 環境重視の経営手法導入 グループ全体で省エネ推進

 富士重工業は27日までに、関連会社や取引先の部品メーカーなどを含むグループ全体で、環境省が主導する環境重視の経営手法「エコアクション21」を導入すると発表した。

 省エネや廃棄物削減につなげて温暖化対策に貢献しコスト削減も図る。環境省によると、企業グループ全体での取り組みは初めてという。

 同日に環境省で協定書を締結した富士重の吉永泰之社長は「環境対応は企業として必要だ」と強調した。

 富士重の系列販売店は2011年に自動車メーカー系では初めて全店で「エコアクション21」の認証を取得。富士重が販売店の消費電力や廃棄物量のデータを集め、効率的なリサイクルシステムの構築につなげてきた。