--飲食業は年間3万6000の店舗が入れ替わる厳しい環境にある
「2020年の東京五輪を控えて訪日外国人観光客(インバウンド)が増えている。政府も目標数を2000万人から4000万人に上方修正した。訪日客にとって観光とともに食事は大きな楽しみ。撤退する店がある一方で、新たな出店もあり、飲食業界は活性化されている。利便性の高いサービスを提供することで、飲食事業者の生産性や収益性を高めて、飲食業界の活力を上げたい」
--今後の事業計画は
「首都圏での売上高比率が高く、東京と大阪の2拠点で運営しているが、東海、九州にも進出して事業を拡大する。IoT(モノのインターネット)やビッグデータを活用したより利便性の高いサービスを立ち上げ、有料会員を毎年20%ずつ増やす。今後早い段階での東証1部上場を目標としている」
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【プロフィル】藤代真一
ふじしろ・しんいち 東工大大学院修了。1999年アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)入社。2003年4月シンクロ・フードを設立し、現職。43歳。神奈川県出身。
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【会社概要】シンクロ・フード
▽本社=東京都渋谷区恵比寿南1-7-8 恵比寿サウスワン7階
▽設立=2003年4月
▽資本金=4億9983万円
▽従業員=45人(16年10月末時点)
▽売上高=10億1300万円(17年3月期予想)
▽事業内容=飲食業向けメディアプラットフォームの運営