「起業王」は火星を目指す 22世紀に100万人移住? 宇宙開発も「民活」 (1/3ページ)

2016.11.28 07:00

火星移住構想について熱弁をふるうイーロン・マスク氏=9月27日、メキシコ・グアダラハラ(ロイター)
火星移住構想について熱弁をふるうイーロン・マスク氏=9月27日、メキシコ・グアダラハラ(ロイター)【拡大】

 シリコンバレーを代表する米起業家が、宇宙事業にのめり込んでいる。先日は火星への移住構想をぶち上げて世の度肝を抜き、自らも決死の覚悟?で火星に行くという。目の飛び出るような渡航費用など実現性を疑問視する声も少なくないが、宇宙開発ビジネスは米起業家らの間で参入の動きが相次ぎ、盛り上がりをみせてきた。

 9月27日、メキシコのグアダラハラで開かれた国際宇宙会議。米メディアなどの報道によれば、会場は聴衆ですし詰め状態で、異様な熱気に包まれていたという。

 いつもなら科学者が難しい議論を交わす学術会議に過ぎないが、この日ばかりは、大富豪がスーパーヒーローになって世界を救う映画「アイアンマン」のモデルともいわれるカリスマ起業家がプレゼンを行うことを皆知っていたからだ。

 「火星に行くぞ。地球の外に文明を打ち立てる!」

 姿を現したイーロン・マスク氏が声を張り上げると、聴衆は待ってましたとばかりに拍手喝采。イベント会場のような大盛り上がりとなった。

 米国を代表する起業家のマスク氏にはいくつもの「顔」がある。電気自動車(EV)ベンチャー、テスラ・モーターズの最高経営責任者(CEO)として有名だが、民間宇宙企業スペースXの創業者でもある。スペースXは米航空宇宙局(NASA)から国際宇宙ステーション(ISS)への物資輸送を請け負っており、ロケットや衛星の打ち上げを行っている。

「100年後には完全自給自足」

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